分散投資

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「分散投資」カテゴリの記事
2016年06月21日

分散投資の効果(その2)

分散投資には「分散効果」以外にリスクを
減らす要因があります。

それは「相関効果」です。


分散投資によるリスク軽減効果が
成立するためには、前提があります。

それは、それぞれの資産の値動きがお互いに
独立している(影響を及ぼし合わない)
ことです。

ルーレットゲームを2回やる場合でも、
それぞれの結果はお互いに影響を与えません。

1回目に赤が出たからといって、
2回目は必ず黒が出るということはありません。
いわゆる独立再試行というものです。


ただ、実際に現実世界に存在する様々な
投資商品の動きは関係性を持っています。

例えば、株式と債券の関係
 
日経平均株価が上昇すると、債券相場は下落
逆に日経平均が下落すると債券相場は上昇する
傾向があります。

景気の見通しが良くなれば、株式の利回りが良くなり
買われ、利回りの低い債券が売られる

景気の見通しが悪ければ、株式が売られ
利率が確定していて安全な運用ができる債券が
買われるという訳です。

この時、日経平均株価と債券市場の動きは
負の相関関係にあるといいます。

分散投資によってリスクを軽減するには、
単に複数の投資対象を持つだけでなく、
それぞれの資産の相関効果を意識する必要が
あるのです。

お互いに反対の動きをする負の相関を持つ
投資商品を組み合わせることで、リスクの
軽減効果を高めることができます。

これがマーコウィッツの第2の発見
「相関効果」です。


私達は様々な投資商品に分散して投資することで、
新しいリスク・リターン構造を持つ投資商品
(ポートフォリオ)を組むことができます。

そのポートフォリオのリターンは、
構成される投資商品のリターンの加重平均ですが、
リスクは各銘柄のリスクの加重平均よりも
小さくなります。

ポートフォリオには分散効果と相関効果が
働くからです。

リターン(期待値)を変えずにリスクだけを
小さくする方法は確かに存在し

それは「分散投資」である事が
マーコウィッツによって証明されているのです。


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Posted by goroit7 at 14:38コメント(0)
2016年06月15日

分散投資の効果

「すべてのタマゴを1つのカゴに盛るな」
 
という格言は、分散投資の考え方の記事で
紹介していますが

この考え方は数学的に証明されています。


ルーレットゲームの例で説明します。

カジノに50%の確率で赤か黒が出るルーレットの
ゲームで、プレイ料金が1回40万円
当たれば100万円、はずれたら賞金は0円
となるゲームがあるとします。

参加料に対する期待リターンは25%
期待値はかなり高いと言えます。
(実際のカジノにこんな期待値の高い
 ゲームは絶対に存在しませんが(^^;)

といっても、50%の確率で40万円を失うと
考えるとハイリスクですよね

リスク(標準偏差)を計算すると、
125%になります。

そこで、あなたが次のような提案を
したとします。

「当たったときの賞金は半額の50万円で
 いいので、プレイ料金を半額の20万円に
 してくれれば、2回プレイしますよ」

とてもフェアな申し出だと思うので
カジノのディーラーも受けて
くれるかもしれません。

しかし、実はこの取引により、
あなたはリターンを変えずにリスクだけを
格段に小さくすることができるのです。

2回連続で当たり100万円を手に入れる確率と、
2回連続ではずれ賭け金すべてを失う確率は、
それぞれ25%です。

そして、1回だけ当たって50万円を
手にする確率は50%になる。

これに基づいてリスクとリターンを計算すると、
期待リターンは25%のままですが、
リスクだけは88.4%に下がります。

ルーレットの元々のリスクは125%なので、
大幅なリスク減となるのです。

では、1回のプレイ料金を10万円、
賞金を25万円にしてもらい、ゲームの回数を
4回に増やすとどうなるでしょう? 

なんと、期待リターンは25%のまま変わらずに、
リスクは62.5%まで下がるんです

この例から分かる様に、
自分の持ち金を小さく分散させて
なるべく多くのゲームに賭けたほうが、

期待リターンは25%の状態をキープしつつ、
リスクを極限まで減らすことができます。

もしこのようなルーレットゲームがあったら、
あなたは全財産を細かく分散投資すれば、
高い確率で、財産を1.25倍にしてカジノを
後にできるというわけです。

分散によるリスクの低減効果は
「分散回数の平方根」に比例します。

前述の例では、2回に分けたときの分散効果が
0.707(=1÷√2)でした。

もともとのリスクが125%だったので、
2回に分けるだけでリスクは約88%に
減少します。

4回に分けると分散効果は
0.5(=1÷√4)なので、
リスクは62.5%になります。

これがノーベル経済学賞を受賞した
ハリー・マーコウィッツの
現代ポートフォリオ理論の第1の結論
 ⇒ 分散効果です。

つまり、投資家は「複数の資産」を
持つことによって、ポートフォリオの
リスクを減らすことができる。

言い換えれば、分散投資することで、
より確実に期待収益を得られると言う事です。

マーコウィッツによれば、
人間は「リスク回避」をする生き物である。
同じリターンであれば、低いリスクの投資
を選ぶべきである。

「だからこそ投資家は、複数のカゴに
タマゴを盛るべきだ」
というのがマーコウィッツの教えです。

でも実は、高い期待値の金融商品をたくさん
見つける事の方が課題かもしれませんね(^^;



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Posted by goroit7 at 21:55コメント(0)

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