一昨年末、第二次安倍政権が誕生し、昨年から日銀と連携した
デフレ解消の金融政策として、2%のインフレ目標を掲げた
大幅な金融緩和が始まった事はご存じの事と思います。
その結果、大幅な円安になり、80円を切る状態が続いていた
ドル円が2014年5月時点で101円以上に、9000円代
所謂アベノミクスですね
さて、その恩恵を受けたのは誰なのか?
一方、財政再建の為に消費税が5→8%に増税され
円安で輸入のコストが拡大し、物価も1%近く上昇、
生活費の負担が上昇しています。
政府は民間企業に給与の引き上げを促していますが
これに答えた企業はほんの一部だけ
ましてや、中高年層のサラリーマンに恩恵があったとは
思えません。
結果として、アベノミクスの恩恵を受けたのは
株や投資信託などの資産運用を行っていた
一部の人だけなのです。
ここ数年、日本ではデフレの時代が続いていて
物が安くなり、資産を現金や利率の低い貯金で
持っていても、実質的価値が増えました。
ところが、今は物の価格が上がっていくインフレの時代、
それに税負担や年金負担も増える一方です。
その時代に資産を現金や利子が殆ど付かない預金で
持っていると実質的には価値が目減りする訳です。
例えば普通預金の金利は0.02%、100万円預けて
1年間の金利はたったの200円、時間外にコンビニの
ATMでお金を引き出したら、手数料で赤字になります。
あなたは、これから先、年々収入が上昇する見込みが
ありますか?
YESと答えられる方は、あまり考えなくて良いかもしれません。
そうでない方は、お金を生かす方法を考えて
みてはいかがでしょうか?